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沖縄の世界遺産といえば、ご存じ「琉球王国のグスクおよび関連遺産群」です。首里城や勝連城、今帰仁城など、王朝時代の栄華を伝える史跡として観光客で連日にぎわっています。
【世界遺産・今帰仁グスク】
沖縄では城のことを、一般的に「グスク」と呼んでいます。地名や名前でもよく出てきますよね。玉城(たまぐすく)や豊見城(とみぐすく)など。しかし、この「グスク」、本当はナゾにつつまれた不思議な遺跡なのです。
グスクは南西諸島に、なんと300もあるといいます。みなさんが観光で訪れる世界遺産のグスクはほんの一部なのです。そしてほとんどのグスクは、世界遺産のグスクのように立派な石垣がなく、「これ本当にお城なの?」と思うぐらいの粗末で小さいものしかない遺跡です。
【糸数グスク内の聖地にある石棺(お墓)】
お城として使えないような小さい石積み囲いのグスク、さらには単にお墓だったり、御嶽(ウタキ)と呼ばれる聖地でしかないグスクが大半です。つまり、私たちがイメージする世界遺産のようなグスクは全体の10数パーセントで、このわずかな数をもって「グスク」を代表させていいのか、という問題もあります。
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【人知れず埋もれたままの古いグスク】
こうしたグスクの性格をめぐって、研究者の間で「グスクは城だ」「いやそうじゃない。聖地だ」「いやいや、昔の集落だよ」とさまざまな意見が出されました(グスク論争)。
では結局、グスクとは何かというと、城、聖地、お墓、集落、全部そうではないかということになりました。ただし、グスクの性格は時期差と時代ごとの変遷があるのではないか、こういう結論に落ち着いたわけです。
古くは集落や聖地、お墓のようなグスクが発祥としてあり、そのなかからりっぱな石積みを築いて城として発展していった世界遺産のような大型グスクと、原初の形のまま現代まで変わらずに引き継がれた、城ではないグスクに分かれたのではないか、というのです。
グスクはまだまだ解明されていない部分も多く、今後の調査から新たな事実がわかるかもしれません。
そこで今回、クボウグランデが、
という日帰りバスツアーを企画しました。単なる世界遺産の観光ではなく、「グスク」そのものにスポットライトを当て、その謎を探っていくツアーはおそらく初めての試みです。
まだ注目され始めたばかりの大里グスク、浦添グスクをめぐるとともに、世界遺産・首里城を「グスク」という側面から探っていこうと思います。くわえて琉球を統一した尚巴志の若き日のストーリーもおり交ぜながら、グスクの時代に思いをはせましょう。
「目からウロコ」なグスクの話を聞いて、あなたもグスク・マスターをめざしましょう!
















