【歴史情報】海外でホームステイ?

 かつて琉球王国時代、新しく国王が変わる時、中国から使者がやってきました。冊封といって、国際的に即位を認めてもらうという外交儀礼。冊封の儀式は、1404年から、最後の王様までの462年間で、23回もおこなわれました。

中国からやってくる人たちを、冊封使といいます。彼らは400人くらいでやって来て、琉球に半年くらいとどまります。中でも正使と副使というという人たちは、中国皇帝の代理人ですから、もんのすごく大切なお客様ですね。彼らは今の那覇市西町あたりにあった「天使館」っていう超高級ホテルに滞在していました。では上層部以外の他の人は?はい、ホームステイをしていました。または滞在期間中、民家を王府が借り上げたりして提供していました。