【歴史情報】最高の芭蕉布は絹!?

芭蕉布(ばしょうふ)というと沖縄特産の織物で、芭蕉という木の繊維を糸にして作られます。ちなみに実(み)芭蕉という木が、島バナナのなる木です。

この芭蕉布、ごわごわの肌ざわりというイメージがありますが、実は超高級品は絹のようになめらか!東京国立博物館に、王国時代の士族が着た芭蕉布が残されています。

これは「黒朝(くろちょう)」という名前で知られている着物で、黒色になるまで藍(あい)で染めた布はテカテカと光沢があるのです。

この布は極細の糸を使ったもので、現在の技術では作れないそうです。この芭蕉布、別名「絹芭蕉」というそうですが、ナットクですね。